中国では、青年が15~39歳、中年が40~64歳、高齢者は65歳以上という区分らしい。
北京での生活時間調査によると、15~19歳の世代の学習時間は8時間、さらに2時間が塾や習い事である。
四半世紀前、北京外語大学で講演した。本を読みながらキャンパスを歩き回っている学生さんが多い。薪を背負っていない金次郎少年という風情である。音読している人も少なくなかった。
教授に聞くと、「8時間は勉強します。労働者が働く時間は8時間ですからね」と応じられた。
全国から選抜された学生さんだから、もちろん優秀であるが、聴講する態度も実に集中力がみなぎり、間髪入れず話に反応される。
いま、皆さんは若いほうの中年だ。各界で活躍されているであろう。
社会の活力は、やはり、1人ひとりが作っているのだなあ。