論 考

真っ当な日本語を話すべし

 昨日、安倍氏はつくば市で、自分たちは「愚直に誠実に訴える」と演説した。

 このお方は、本当に日本語がお分かりでない。

 愚直でもなく誠実でもないご本人が、愚直かつ誠実に語るということは、他人からみれば、不正直かつ不誠実そのものだという至極当然の理屈になる。

 頭隠して尻隠さずの典型である。

 モリ・カケ蕎麦食い逃げなんて解散総選挙の争点にあらず、という国際政治学者(本当かね?)がいるが、もちろんそうですよ。

 本来、そんなものはさっさと事実を吐いてしまえばすむこと。ところが、それを隠し通そうとして、なかなか逃げ切れず、ついに、ミソギを狙った解散に走ったわけだ。こんなことを許していたら政治が壊れるでしょうが。

 つまり話をすりかえようとしているわけで、小賢しさが丸見えなんですね。

 だから、わたしは、安倍氏はすでに政治家倫理からして辞任するのが当たり前だと主張するわけです。