論 考

どん底力!

 週刊文春(9/28)の1200人意識調査で、「落選させたい議員」に安倍氏が1/3を獲得してダントツの首位だったそうだ。呵呵大笑です。

 文春はもっぱら政府与党寄りだから、ちょっとした意味がある。

 1990年総選挙の際、群馬1区・中曽根康弘首相に対して、公示間際に突然対立候補として引っ張り出された若き新人が急速に追い上げた。

 中曽根氏は危機感を抱き自分の選挙でひさびさマイクを握った。勝つには勝ったが、当時の中曽根氏の必死の表情は、いまでも新人を抱えて大奮闘したみなさんの愉快な話のネタだ。

 まあ、安倍氏が地元で拒否されることがないとしても、全国的に不人気が高まっていることは事実だ。なにしろ地金が出てしまった。

 野党は依然としてどん底を這いずり回っているが、「反自民・反安倍」のシュトゥルム・ウント・ドラング(Strum und Drang 疾風怒濤)になる可能性は十分にある。