論 考

さもありなん

 威嚇や恫喝は、いかに間接的表現を駆使しても本質的に品がない。とはいえ、直截的にやってしまうとまったくヤクザ者と同じになる。

 トランプ氏の国連演説には、予想していたけれども、いかにも下品、下劣、乱暴だ。「挑発を止めない場合は北朝鮮を完全に破壊するほか選択肢がない」云々。

 制裁は効いている。警戒せねばならないのは北朝鮮の自爆だ。かつて日本の特攻隊自爆あり、ただいまISなどの自爆テロあり。

 もう少し慎重にできないものかねえ。

 そこには、「武力で平和を作られるのか」という真剣真摯な態度が露程も見られない。こういう態度を神をも恐れぬというのである。

 アメリカのMBA(経営学修士)の海外受験生の出願が大きく減った。米国調査機関は「アメリカの破壊的な政治情勢が原因」であると断じている。