論 考

警報ばかり鳴らすな

 「国際社会の一致した平和的解決への強い意志を踏みにじり再び暴挙をおこなったことは断じて容認できない」と、安倍氏発言。

 言いたくはないが、お陰さまで内閣支持率が回復した。まさしく天佑だと思っている方々が少なくないはずだ。

 J-alertでの避難訓練もよろしいけれど、はるか700km上空の話だ。騒動するだけ挑発側が喜ぶという心理的側面を考えれば、おたおた騒がないほうが上等だ。わたしは、断じて平然と過ごします。

 なんとなれば、挑発であって、戦闘開始にはならないと考えているから、片や制裁を声高に語っているわけだ。

 本気で危ないと考えているのであれば、制裁から一歩踏み出して対話の場に引きずり出す工夫をしなければならない。

 なにもせずに、片や挑発、片や制裁抗議をくりかえしていれば、ますます危険な方向へ進むだけではないか。