論 考

国連総会

 またまた北朝鮮がミサイル発射で、怪しからん、の大合唱である。当然だ。たまたまミサイル発射による被害が発生していないが、危険極まりない。

 気がかりは、表面上、なんら関係国が接触していないことである。「▲▲に刃物」というが、もし、そうであれば、なおさら刃物から手を離させるための手順を開始しなければならない。

 そろそろ刃物も尽きるのではないかと思いたいが、とにもかくにも暴発させないための努力が必要だ。

 国際連合憲章によると国連の目的は、第1条「国際の平和及び安全を維持すること。そのために、平和に対する脅威の防止及び除去と侵略行為その他の平和の破壊の鎮圧とのため有効な集団的措置をとること並びに平和を破壊するに至る虞のある国際的の紛争又は事態の調整または解決を平和的手段によって且つ正義及び国際法の原則に従って実現すること」とある。

 また、第6条には、「この憲章に掲げる原則に執拗に違反した国際連合加盟国は、総会が安全保障理事会の勧告に基づいて、この機構から除名することができる」ともある。

 このままいくと、制裁論の次は除名論が登場しても不思議ではない。もう直ぐ、第72回国連総会だ。