月刊ライフビジョン | 甘酸辛苦

テネシーウヰスキーとオリーブ

POOH

 ウヰスキーの色をだすのに苦労しました。テネシーウヰスキーはバーボンですが、お隣のケンタッキーのものとは違い、チップでじっくり濾過して独特のフレーバーを醸しだすとか。南北戦争で敗北したテネシーの人たちのプライドが、勝者のケンタッキーと差別化したウヰスキーを作らせたという説があるようです。

 オリーブは、鳩が小枝をくわえて平和を象徴します。この作品のテーマを「戦争と平和」とし、着彩して筆を置きました。         2023年10月

「テネシーウイスキーとオリーブ」F3キャンバス・油彩>


 熊のPOOHさん

 1954年、桐生市生まれ。22歳から労働組合の地方組織で32年間、組合活動に専念。2019年3月、定年退職後入学した武蔵野美術大学・通信教育課程を卒業。現在、絵を描くことの意味を探究中。2020年群馬県美術会準会員。2021年自由美術会員。2023年前橋市民展委員。