自民党は、どう考えても民主主義がわかっていない。
入管法問題の基盤は「個人の尊厳」(人権)であるが、長期滞留どう減らすかみたいなところへ論点が移っている。
自分の国を離れて他国へすがる人たちの気持ちや事情を考えれば、とても現在のように邪険な対応はできない。
そもそも、好きで難民になる人がいるわけはない。
LGBT法案にしても、苦しんでいるのは当事者である。
ところが、当事者の苦悩や、差別を決定するのはメジャーの側だというのだから、本末転倒。悪しき差別をしてはならないとトンチンカン極まりない表現をするが、差別自体が悪いのであって、悪しき差別とよろしい差別があるのではない。
マイナンバーカード問題も然り。これでは、国がやると言ったら、お前ら黙ってついて来いというのと同じだ。
だから論議が噛み合わない。自民党は民主主義の程度が悪すぎる。すなわち、本音は民主主義ではないのだ。