論 考

混沌

 元ロシア兵による自由ロシア軍団やロシア義勇軍団という、反プーチン政権の軍事組織が、ロシア西部ベルゴロド州などを攻撃しているという。

 ベルゴロド州からキーウまでと、モスクワまでの距離は直線でいずれも500kmほどだ。報道ではまだよくわからないが、反プーチン政権の組織が、ロシア国内の人々にアピールするための戦略的行動を起こしているのだろう。

 ウクライナ側の大規模反攻が開始するとの報道もちらちらする。しかし、ウクライナの人的能力が耐えられるだろうか。

 プーチンが止めると言えば終わりだ。同時に、まだなにをしでかすかわからない。戦争をしていても交渉ができなければ、問題を解決できない。

 西側一致結束論だけでは役に立たない。変化の芽がないものか。