論 考

差別の塊=自民党

 超党派でつくったLGBT法案を、自民党が修正した。ちょっと見ただけでは大差なしと思う人もいるだろうが、まったく悪質極まりない。

 彼らは差別を理解せず、人間を偏見で接しても痛痒を感じないらしい。基本的なことを指摘する。

 「差別は許されない」を、「不当な差別であってはならない」と変えた。確信犯的悪質である。

 差別は不当なのである。不当な差別と妥当な差別が存在するのではない。

 あってはならないというが、差別が自然に「ある」のではない。人が差別するのである。だから、「差別は許されない」のである。

 こんな不細工な法案では差別絶滅どころか、差別拡大の黴菌である。