敵基地攻撃能力なるものを保有すれば、相手が攻撃するのを止めるなんてことはない。反撃能力という命名? もナンセンスの極みである。
どうしてこのような幼稚な理屈を考えだすのか。岸田氏の答弁を聞いて、ああこれで安心だなどと考える人はいないだろう。
逆にはっりきりしているのは、かりに反撃能力なるものを行使すれば、全面的戦争に突っ込むということだ。
本気で安全保障体制を考えるのであれば、現下の緊張状態を解きほぐす手立てを講じなければならない。まるで話を大きくすることばかりに熱心では百害あって一利なし。
政治家とは、トラブルを解決していくのが仕事である。現状の岸田氏は、旧帝国軍隊の知的レベルと同じ、しかも軍略家でもない。
野党はもっと性根を据えて岸田こんにゃく答弁を論破せよ。