日々道楽

サッカーを聴いた

 先日、洗濯物を出す際、女店主「ドイツとの試合を見ましたか?」。「いや、テレビは10年以上前から止めました」。ちょっと残念そうな顔をされた。

 1960年代初め、サッカーブームのハシリ、わが社でもサッカー部が作られて、ときどき筆者のテニスのパートナーをしてくれた1年先輩が入部して、えっちらおっちらやっていた。スピード感は低い。まだ流行とまではいかない。先輩が「がに股」になったのはサッカーのせいだなどと笑い話をしていた。

 プロのサッカーも、たまにビアホールで大画面に映っているのを見るともなく見る程度で、嫌いでもないがファンになるほどでもない。まあ、素人でもよいプレーはわかる。

 昨夜寝床で、ラジオ放送を聞いた。もう40年近く前になる、知り合いのテレビ大阪の若いアナウンサーがサッカー放送の担当になったので、なんどか聞いたこともあった。

 前半押し気味だが、詰めがうまくいかない。後半戦、選手を一部交代して、放送では鋭さが出たように聞いていたが、コスタリカチームの守備の手堅さがじわじわ理解できた。放送はどうしても攻撃する選手の動線中心だから、首尾の具合は想像するしかない。

 サッカーの面白いところは、全体として動きの優勢劣勢が結果を生まず、一瞬の攻守によってポイントゲットすることだ。攻勢をかけるのは選手の疲労が積み重なる。地味だが守勢側は体力温存、相手の動きをよく見ているから、ここ一番が出る可能性がある。まさに、昨夜の試合がそうであったと思う。

 サッカーは、個性とチームプレーのスピーディな動きが勝敗を制する。自分の役割をたんたんとこなすだけではチーム力が出ない。高度なコミュニケーションである。

 さあ、寝ようとしたら、今度は職場でのチームワークや、コミュニケーションのあれこれが思い浮かんで、しばし、眠られなかった。ハハハ。