日々道楽

米民主党の底入れへ

 米国下院ペロシ議長の退任は、共和党が下院を制したので当然だが、後任の民主党下院トップに、ハキーム・ジェフリーズ氏が有力視されている。

 ジェフリーズ氏は52歳、黒人、ニューヨーク州第8選挙区で、2010年から下院議員、2019年からは民主党議員連盟議長の役職にある。

 現在の民主党下院トップグループとは30歳以上若返る。世代交代は以前から主張されていたが、ペロシ氏の手腕が押し切っていた。

 先日の中間選挙は、事前予想では圧倒的に共和党有利・民主党惨敗説であったが、民主党が上院を制し、下院も過半数を失ったとはいえ、大善戦で、またまた事前予想が外れた。

 共和党有利説には、トランプ氏が大きくヒスパニックに浸透しているなど、マイノリティーの民主党離れが主張されていたが、ふたを開けてみると、大きく外れた。

 民主党内部では、やはり、マイノリティーの民主党という機運が再び高まっていると思われる。もちろん、黒人(人種)差別問題は相変わらず当面の最大課題である。逆に言えば、そこに大きな力の源泉がある。

 ジェフリーズ氏に対する期待は、長期的な視点になるが、オバマ氏が登場したときのように、民主党内部に再び新鮮な空気を注入するのではなかろうか。