日々道楽

自分の頭・自分の行動ありや

 岸田・習会談の報道は表向きの内容ばかりで、いわゆる会談したことに意義があるという範囲を出ない。

 G20で、岸田氏が名指しで中国を批判したというから、なにか期することがあるのかと少し期待していたが、これではつまらない。

 たとえば尖閣周辺におけるパトロールごっこは、両国の関係者の訓練として価値があるのかどうかは知らないが、人手・時間と費用を考えれば、まったくバカバカしい騒動である。もちろん、これは高度な外交をおこなう関係者からすれば洟も引っ掛けない問題だろうが、これが普通の市民感覚だと確信する。

 かつて、鄧小平氏は尖閣棚上げの始末を将来の知恵に委ねると発言した。その将来の知恵がこんなものなのだから、先人より程度が落ちている。

 中国は、外交辞令は別として、日本はアメリカの支持・指示なしには動けないと見ている。なにか、キラリと光るものの片鱗でもほしいが、自分の頭で考えない習慣が沁みついているのも、日米同盟の悪しき側面である。

 本当に日本外交の劣化を憂うる。