月刊ライフビジョン | 甘酸辛苦

マリウポリの劇場

POOH

 ウクライナ戦争は未だ終結の兆しを見せず、「核の脅威」すら現実味を帯びてきた。

 これまで私にとって最も衝撃的だったのは3月16日、マリウポリの劇場が攻撃され、避難していた子どもを含む大勢の市民が犠牲となったことだ。いうまでもなく劇場は、人が人として「生を表現する舞台」なのだ。

 戦争は容赦なく、芸術も人をも破壊する。それを記憶にとどめておきたい。

「マリウポリの劇場」A4画用紙・木炭


 熊のPOOHさん    1954年、桐生市生まれ。22歳から労働組合の地方組織で32年間組合活動に専念。2019年3月、定年退職後入学した武蔵野美術大学・通信教育課程を卒業。2020年群馬県美術会準会員。 2021年自由美術会員。現在、絵を描くことの意味を探究中。