ウクライナ戦争について喫緊に取り組むべきは、まず戦争を止めさせることだ。独裁者国家が評判を落としているのは事実だが、にもかかわらず、戦争を継続するならば、世界経済は大打撃を受ける。
長引くほど、戦争当事国だけではなく、世界中が経済的混乱に突っ込む。混乱がさらに深化すれば、再建は決定的に複雑化する。
わが国では、のんきにも憲法改正論議が時宜を得ているような論調が幅を利かせているが。いま、政治家諸君が取り組むべきは、そんな超現状的に課題ではない。いかにも働いているようなポーズを取るのは百害あって一利なし。
本当に知恵を出し、汗をかくべきは、世界をこれ以上混乱状態に落とし込まないことにある。政治家は、事態の意味がわかっているのか。