ウクライナ難民２０人が来られた。自治体・民間で受け入れ支援の動きがあるのは上等だ。
いままでのところ、政府は、米国・Ｇ７に歩調を合わせる方針だが、それは無難ではあるが、いわゆるお付き合い主義で、流れに沿っているだけだ。
ジェノサイドが声高に論じられている。いまもっとも必要なことは、停戦である。ロシア悪漢論だけではすまない。ロシア人全員が積極的に戦争を推進しているわけではない。
停戦から、ウクライナの復興、国際秩序を立て直す大仕事がある。中国・インド・パキスタンなどは、格別ロシアの肩を持つのではなく、早く停戦して、国際秩序立て直しへ向かうべきだという立場だろう。
米欧は、兵は送っていないが、戦争当事者として行動している。日本が、これとまったく同じ立場をとるだけではなく、停戦を早めるように発言し行動するのがもっとも好ましい。
いまの日本の立場では、ウクライナ戦争に対する独自の方針がないのと同じだ。もし、政府与党が日本国憲法を大切に扱って、その文脈で外交をおこなっているのであれば、停戦へ向けてでも、やがて国際秩序立て直しでも、最適の立場を取れる。現状は、場当たり主義であって、まことにもったいない。
これが、憲法の上に安保が乗っかっている最大のマイナス点だ。人道主義を言うなら、いまこそ、誰もが憲法の含蓄を味わってほしい。