論 考

選挙戦終盤

 選挙戦は、余すところ本日を入れて5日間になった。候補者や運動員にとっては、精神的にも体力的にもきつさがピークになる。

 連日、活動が終わると運動の反省をするが、20世紀後半辺りから、街頭宣伝での反応が弱い。演説していても、立ち止まる人が少ない。ビラを配っても受け取る人が少ない。あまり経験がない運動員は焦る。

 陣営内部で、精神的安定剤の役割を果たすベテランがもっとも気遣いして、気分を高めるように腐心する。候補者が余裕を失ってイライラすると最悪だ。

 街宣車で連呼する運動員の声の調子を聞いていると、かなり陣営の様子がうかがえる。

 期日前投票がだいぶ増えているらしい。投票率が上がると野党が有利になる場合が多い。前回2017年の全国投票率は57.68%だった。どこまで投票率が伸びるか。

 手応えを感じられなくても焦らず、それこそ心を込めて呼びかけるチームが勝利を手にする。本日は、わたしも期日前投票へ行く。