論 考

明日、都議選投開票日

 昨日の小池氏の記者会見は、やらない予定を急遽変更しておこなわれた。

 6月22日に入院したが、25日が都議会議員選挙の告示であり、予定の記者会見が中止された。偶然にしても、都と自民党の修復した関係にヒビを入れずに済んだという見方がある。都民ファーストの創業者であり、特別顧問だから、会見で都民ファにつれない素振りはできない。一方、都民ファが躍進すれば自民の怨念を抱え込むだろう。

 都民ファは、今回、自民復調で、苦戦が伝えられていたが、巷間小池氏の都民ファ離れが話題にもなっていたから、選挙戦を1日残す時点での記者会見ではあるが、各陣営はそれなりに注視したにちがいない。

 なぜなら、仮に自民が躍進すれば小池氏の政治力は低下する。小池氏には、国政復帰の意図もあると読むと尚更である。菅内閣の命運をどう読むか。土壇場で都民ファへの肩入れ発言をしたのが、どんな結果を生むか。

 明日は投票日だ。どんな次第になるか。