日々道楽

デモクラシー政治の核心

 大統領選は制したが、議会の民主党は伸びていない模様だ。民主党は下院で過半数確保するだろうが、上院での過半数は目下苦しい。知事も共和党が優勢である。

 トランプ氏の得票が7,100万票、バイデン氏は7,700万票で600万票の差がついている。トランプ氏は先回の選挙よりも700万票伸ばした。単純に悪玉が敗れたというわけでもない。

 バイデン陣営の盛り上がりがいま1つであったのは、民主党の伸び悩みとも関係がありそうだ。その意味では、バイデン氏勝利は大逆転というのがふさわしいのではないか。

 トランプ「口撃」にばかり耳目を奪われていたが、議会選挙動向ももっと詳しく知りたい。

 わが国の議会を見ていると、選挙で勝てばいいのよという気風が依然として強い。選挙は勝敗が明確であるが、デモクラシーの政治は、オール・オア・ナッシングではない。コンセンサス形成こそが核心である。

 米国政治から学ぶための見どころは、大統領になったバイデン氏と、民主党陣営が、これから国民の理解をいかに獲得していくかというところにある。