ドイツの文化大臣が発表した「コロナウィルスの蔓延によって打撃を受けている文化事業者への大規模支援」の内容がフェイスブックに投稿されていた。
芸術・文化・メディアのフリーランス事業者向けに「官僚的ではない救済策(手続きを簡略してスピードアップして救済するという意味)」として数十億ユーロの救済プログラムを実行するとしている。それは単にアーティスト個人の生活支援という発想ではない。
そこには「芸術文化は社会にとって必要不可欠なものであり、人々が多様な表現を享受することの重要性を政治は理解している」というメッセージがある。
そして、過去ナチス政権が芸術活動を歪めてしまった歴史への反省が滲んでいるように思う。日本とは「雲泥の差」である。
「街の教会」画用紙・ボールペン/ローテンブルクにて
熊のPOOHさん 1954年、桐生市生まれ。 22歳から労働組合の地方組織で32年間組合活動に専念。 2019年3月、定年退職後入学した武蔵野美術大学・通信教育課程を卒業。現在、絵を描くことの意味を探究中。