論 考

政治家的パニックか?

 感染症対策本部の方針は、「様子見」であって、これでは結局、運を天に任せて自己責任で感染しないようにしようというだけである。

 感染経路不明、検査体制不備、介護体制不足の3つの不で、人々の気持ちは不安拡大だ。

 議会では、のらくら、隠したり、改ざんしたりの官僚的答弁で時間を稼げるが、見えざるウイルスに対して、官僚的答弁や先送り作戦は通じないでしょう。

 常識的には、3つの不の改善の手立てを打つべきだと思うが、本格的流行を回避する正念場だ(読売社説2/26)というにしては、肩透かしの対策である。

 しかも、感染経路調査のチームは縮小するという。ウイルス並みに、見えない政府当局の考えである。