政府は、オミクロン株の水際対策に着手している。すでに国内に入っているのではないかという観測もある。外国からの渡航禁止措置は当面仕方がない。
ただし、渡航禁止は時間稼ぎであるから、オミクロン株の研究が勝負だ。国内では3度目のワクチン接種に期待がかかる。これの対応力も現段階ではよくわかっていない。
大きな気がかりは、目下、世界中の対策がモグラ叩き的なことだ。世界のワクチン接種状況を見ると、先進国はかなり進んでいるが、オミクロン株が登場したように、たとえばアフリカなどはあまり進んでいない。
途上国のワクチン接種が進まなければ、次から次へと感染が続く。途上国の経済的ダメージは大きい。
ワクチン接種の全世界的進展を取り組んでもらいたい。