「 週刊RO通信 」一覧

1945年8月15日

1945年8月15日

NO.1523  なんども書いてしまうが、終戦記念日という表現に対する違和感が消えない。いかにも客観的である。それゆえ記念日の本質が隠れてしまう。いったいなんのための記念日なのか、いちばん...

森滝市郎先生の平和哲学

森滝市郎先生の平和哲学

NO.1522  安全保障環境が悪化したと喧伝しつつ、その原因はいったいなにか? 安全保障環境をこれ以上悪化させないためには、なにをなすべきか? というような問題の本質に食らいついた議論が...

厄介な置き土産

厄介な置き土産

NO.1521  最低賃金が全国加重平均41円引き上げに決まり、現行が961円なので、1,002円になる。初の1,000円台乗せであるが、最低賃金が上がったねと喜ぶ気分にはなるまい。もちろ...

軽い世相の土壌

軽い世相の土壌

 1980年ごろまで、スポーツ紙の見出しの付け方に感心した。なにしろ1面見出しの誘惑が成功するかどうか、それで販売量が決まる。  そこそこのイベントがあれば記事には事欠かない。問題は人々の...

戦後の礎はボツダム宣言

戦後の礎はボツダム宣言

NO.1519  1945年7月26日、ポツダム(独)で、アメリカ、中華民国、イギリス(後ソ連参加)が対日共同宣言を発した。これがポツダム宣言である。来週、ポツダム宣言から78年を迎える。...

お手軽幸福論?

お手軽幸福論?

NO.1518  朝日新聞(7/6)の言葉季評という欄で、歌人の穂村氏の、「生まれながらのユーザー貴族/便利な世界にない幸福感」と題したコラムを読んだ。穂村氏は1962年生まれの歌人である...

「貧乏くじ」から考えた

「貧乏くじ」から考えた

NO.1517  富くじは、17世紀寛永時代に寺社修理費などをまかなうために幕府によって公認された。当時江戸では、谷中の感応寺、目黒不動、湯島天神のものを三富(さんとみ)と称したそうだ。私...

岸田的バクチ政治

岸田的バクチ政治

NO.1516  1931年の満州事変に始まり、1937年には日中戦争に拡大、さらに1941年の太平洋戦争に突入して、1945年に敗戦するまでの15年戦争は、惨禍の規模・期間からしても、過...

政治は修飾語から腐る

政治は修飾語から腐る

NO.1515  言葉は修飾語から腐る――というのは、小説家などものかきでなくても十分に理解できるのではあるまいか。絶世の美女を表現するのに沈魚落雁、羞花閉月などの表現があるが、こんな言葉...

勉強することについての勉強

勉強することについての勉強

NO.1513  いつごろからか、確かではないが、1970年代後半、自分が30歳に入ったころには、「人間は自分がなろうとするものになる」という言葉を知っていた。格別考えなくても、そんなこと...

広島という都市の宿命?

広島という都市の宿命?

NO.1512  わたしは広島県と背中合わせの島根県生まれ。両親がトラック運送で、生活の糧を得ていた。たまたま広島へ生鮎を運送する仕事が入り、5歳のわたしも載せて広島へ旅した。これが最初の...