「 週刊RO通信 」一覧

「空気」という嫌な空気

「空気」という嫌な空気

NO.1509  朝9時に電話をかけたら、「お疲れさまです」と挨拶されて面食らった。どうやら1990年代からと記憶する。以来30年、すでに挨拶の主流であるが、わたし的には、依然として無違和...

4月のメーデーに寄せて

4月のメーデーに寄せて

NO.1508  はるか昔、わたしは5万人の組合で、情報宣伝部長として季刊雑誌の編集に8年間携わった。組合費を投入しているが、1冊250円で販売していた。いま見ても一級品とはいかないものの...

地方選挙の違和感

地方選挙の違和感

NO.1507  統一地方選挙で感じた違和感から少し考えてみる。下手で中身空疎な話を大音声で垂れ流されるので、たびたび、ついつい文句が言いたくなる。ただし、これは政治的というよりも静けさが...

チョット考えてみた

チョット考えてみた

NO.1506  生きている限り、人間がものごとを知ろうとする=認識の過程は止まらず継続する。たとえばなんらかの文章を書くとき、①情報を集める⇒②集めた情報を整理・区分・統合する⇒③文章化...

箍が外れた岸田政治

箍が外れた岸田政治

NO.1505  安倍内閣時代は、しばしば政府与党の「箍(たが)が緩んでいる」という指摘が目立った。実のところ、緩んでいるという表現ではぴったりこなかったのだが、まあ、世間は寛容を通り越し...

政治「疎外」を克服する

政治「疎外」を克服する

NO.1504  パスカル(1623~1662)は、聖書の「あなたがたは、何を見に荒れ野に出てきたのか。風に揺らぐ葦であるか」(マタイによる福音書第11章)から思索を重ねて、人間は「考える...

力の根源をいつも忘れず

力の根源をいつも忘れず

NO.1502  2023春闘(大手組合)は、ひさびさの賃上げらしい数字で、組合リーダーのみなさんは一仕事こなした安堵感と達成感があろう。中小組合はこれからだが、前半ほどの雰囲気はできてい...

萎縮無用--表現の自由

萎縮無用--表現の自由

NO.1501  立憲・小西洋之議員が提出した、放送法文書をめぐる官邸と総務省のやりとりを記載したA4約80頁の資料を、同省は行政文書と認めた。  2014年11月26日に磯崎陽輔首相補...

主体と主体性--賃金交渉

主体と主体性--賃金交渉

NO.1499  春闘が始められたのは1955年である。翌56年1月に総評と中立労連が春闘共闘委員会を結成して、まさに一気呵成に走り出した。「食べられる賃金を獲得する」という言葉が働く人た...