プロの仕事
邦字紙は、「対北朝鮮制裁を実効あるものにせよ」の一本槍だ。ここには、「なんのためにやるのか」という冷静な判断が見られない。 国連安保理事会の制裁に、(全面的賛意ではないけれど)中ロが賛...
人生とデモクラシーを考える、発信する since 2006.06.20
邦字紙は、「対北朝鮮制裁を実効あるものにせよ」の一本槍だ。ここには、「なんのためにやるのか」という冷静な判断が見られない。 国連安保理事会の制裁に、(全面的賛意ではないけれど)中ロが賛...
わたしが初めて広島へ行ったのは、たぶん小学校1年生だった。母と映画『原爆の子』(1952)を観た。もっとも、ほとんど記憶がない。 近代映画協会の自主制作、監督・新藤兼人、主演・音羽信子...
ラ・ロシュフーコー(1613~1680)の『箴言』に――人は好んで他人のことを忖度するが、自分が忖度されるのは好まない――とある。 この場合の忖度は、推察、心中を推し量る意味ではあるが...
本日、読売社説は――安倍内閣改造 「経済最優先」で原点回帰せよ 堅実な布陣で負の連鎖断てるか――という長い見出しだ。 支持率が回復するという安易な期待は禁物。異論聞く度量が大切だとして...
本日、内閣改造の由。 人心一新という看板だが、諸悪の根源が残っているのだから理屈が通らない。おそらく新閣僚には、個人的資質として期待を寄せられる方々がおられるから、内閣支持率が上昇する...
最近、大嫌いな言葉は「丁寧な説明」である。 わたしは、丁寧な説明とは、相手が疑問を抱いている事柄について、納得してもらえるように問題の核心(コンテンツ)を話すことだと思う。 ところ...
あのお宅は「出入り」が多い――といえば千客万来で、いかにも活気があって心ウキウキするみたいだ。ところで「出入り」には、もめごと、悶着、喧嘩の意味もある。 熱烈支持者があり、ボロクソ意見...
アメリカ連邦議会の議会力が問われている。 いま、多数を僅差で制しているのは共和党だが、2期目のオバマ大統領時代に、なんでも反対党化してしまって、独自法案を一切作らず、政策能力を劣化させ...
アガサ・クリスティ(1890~1976)に『And then there are none』という作品がある。 家族と、友だちと、家来しか信じられないトランプ氏。友だちも家来も、いや、家...
南スーダンPKO日報問題で、防衛大臣・防衛次官・陸幕長の揃い踏みならぬトロイカ辞任。話は単純、開示すべき情報を開示しないためのパッチワークをやっているうちに、防衛省の内訌にまで及んでしまっ...
昨日は「辞職オンパレード」であった。 岡部陸上幕僚長の辞任表明に続いて、稲田防衛相、黒江防衛事務次官も辞任が報道された。防衛省では、制服組と背広組の確執があるらしい。ま、蚊帳の外にいて...
自民党幹事長の二階氏が、自分の派閥セミナーで、先日批判を食らった報道批判をまた繰り返した。派閥内にも党内にも困惑の声が上がっているというのであるが------ わたしは、同氏が幹事長に...