「 2022年 」一覧

紛糾するくらいの元気を出せ

紛糾するくらいの元気を出せ

 立憲民主党の再建について、代表続投に目下は大きな反対論がないらしいが、政調会長が刷新を求めている。刷新とは、いわゆる人心一新だろうから、現執行体制ではなく、再建論議をやろうという。  当...

放置すれば世界規模の戦争になる

放置すれば世界規模の戦争になる

 ロシアが、国内を本格的に戦時経済体制へ移行するようだ。  1つは、企業に対する国防省の権限強化、2つは、軍事産業において、不足気味の専門人材を確保し、労働者の残業強化を進めやすくする。 ...

令和のメッキ民主主義

令和のメッキ民主主義

 評論家の長谷川如是閑(1875~1969)は、いわゆる大正デモクラシー(第一次世界大戦後から大正年間)を、厚化粧みたいなもので中身が伴わず、足が地に着いていなかったと酷評した。  如是閑...

野党は真の民主主義に突き進め

野党は真の民主主義に突き進め

 参議院議員選挙結果は、つまるところ選挙マシーンのしっかりしている政党が勝利する。当選者の中から、本当に仕事師と呼べる政治家が育ってくださることを期待する。  選挙の合間に政治をするような...

とにかく、冷静に

とにかく、冷静に

 安倍氏銃撃事件は、嫌な事件だ。目下、犯人は政治的信条に対する恨みではないと語ったそうだが、殺したくなるほどの怨恨なのか。  しかも、家族を崩壊させた宗教団体のトップが怨恨の対象だというか...

ジョンソン辞任は当然

ジョンソン辞任は当然

 英国では、ジョンソン氏の首相辞任は、驚きよりも、やっとかという雰囲気である。昨年半ばにはほぼ人心は離反、今年に入ってロシアのウクライナ侵略前には、延命条件としてはウクライナで戦争が起こるこ...

英雄ゼレンスキー称賛だけでいいのか

英雄ゼレンスキー称賛だけでいいのか

 スイスで、「ルガーノ宣言」が、40カ国と国際機関によって発せられた。ウクライナの長期的・経済的・技術的支援をおこなう。復興の土台となる原則だというのだが、戦争を終わらせないのでは、空証文と...

岸田安保論の矛盾

岸田安保論の矛盾

 安全保障政策の論議が選挙風で決定的に中身なしの、かけ声合戦になっている。もちろん、参議院議員選挙で一気に決定するものではないが、軽薄で無責任な気風が高まっては困る。  反撃力や抑止力論議...

見えない世界のものつくり

見えない世界のものつくり

 KDDIの大規模障害について、当然ながら回線を守れとか、危機意識が甘いじゃないかという新聞の論調であるが、なんど読み直しても、記事内容からは、事故原因の特定ができない。記事を書いている記者...

学者も1市民である

学者も1市民である

 ある学者の意見――科学に関わる課題に左右される社会になっているが、学者が行政・立法で責任をもって発言する仕組みがない。政治家は専門知をもっていないから、専門家の知見が十分に生かされる仕組み...