月刊ライフビジョン | 甘酸辛苦

沈鬱な未来

POOH

 世界は経済でつながっている。石油製品に囲まれ自動車を乗り回す私たちは、かの地で難渋する人々とつながっている。

 世界各地で紛争が絶えず、おびただしい数の難民を送り出している。その多くは女性と子どもたち。私たちは、彼らの「沈鬱な未来」に無関心ではいられない。——そんな想いでこの、自由課題作品を描いた。

「沈鬱な未来」 F50号キャンバス 油彩・シルバーポイント


 熊のPOOHさん
 1954年、桐生市生まれ。
 22歳から労働組合の地方組織で32年間組合活動に専念。
 再就職先も定年退職し、現在武蔵野美術大学・通信教育課程で「絵」の修業中。