月刊ライフビジョン | 甘酸辛苦

団栗

POOH

 いつも行く美術館の公園で、団栗をひろってきた。当たり前だが、一つとして同じ色や形のものはない。

 地面に落っこちた時にできたのか、あるいは踏みつけられたのか、傷ついている団栗もある。

 そういう奴も一緒に、ひろってきた。

(A4ケント紙・鉛筆)


  熊のPOOHさん
 1954年、桐生市生まれ。 22歳から労働組合の地方組織で32年間組合活動に専念。
 2019年3月、定年退職後入学した武蔵野美術大学・通信教育課程を卒業。現在、絵を描くことの意味を探究中。