月刊ライフビジョン | 甘酸辛苦

コロナ禍の中の作家たち

POOH

 例年開催していた展覧会が中止になった。そこで有志による「コロナ禍の中の作家たち」というグループ展を開催することになった。毎日が「ステイホーム」の絵かきは、コロナによってさほど生活が変化したわけではないが、アーティストの端くれとしてはこの現状を見つめないわけにいかない。そこに現代社会の脆弱さを見るからである。

 経済活動、医療福祉、政治権力、物言わぬマジョリテイ―、醜悪を内包する善意… 社会は「人間尊重」という条理を忘れかけていないか。

    <「アマビエ2020」画用紙・鉛筆>


 熊のPOOHさん  1954年、桐生市生まれ。 22歳から労働組合の地方組織で32年間組合活動に専念。 2019年3月、定年退職後入学した武蔵野美術大学・通信教育課程を卒業。現在、絵を描くことの意味を探究中。             「コロナ禍の中の作家たち」展 

 2020.8.15(土)~19(水)ノイエス朝日(前橋市元総社町)