嘘をつく人
NO.1260 人が生涯を通して一切嘘と無縁に暮らせるであろうか? ここでいう人は大人であり、幼い子供や作家が豊かな想像力を駆使して生み出す作り話ではない。作家が嘘を書かなくなったら、文...
人生とデモクラシーを考える、発信する since 2006.06.20
NO.1260 人が生涯を通して一切嘘と無縁に暮らせるであろうか? ここでいう人は大人であり、幼い子供や作家が豊かな想像力を駆使して生み出す作り話ではない。作家が嘘を書かなくなったら、文...
NO.1259 昨日は、「仕事でしたたかに生き残るには」という学習会を開催した。国家公務員歴33年のT氏に問題提起をしてもらった。猛暑のなかで暑苦しい(!)テーマであるが、4時間にわたる...
NO.1258 ものの本によれば、古代ギリシャの都市国家は紀元前5世紀に黄金時代であった。当時は、個人の利益と公共の福祉とが調和して、民主主義がいきいきと実践されていた。ただし、奴隷制度...
NO.1257 かの「働き方」関連法が6月29日に成立した。自民党政権による悪法がまた1つ増えたというべきである。最大の原因は、組合運動側に、しっかりと対抗する運動の軸足が定まっていなか...
NO.1256 今回は多分に感傷的な話を書きますが、どうぞご寛恕ください。 畏友Tさんが席を設けてくださって、内藤辰美先生(山形大学名誉教授)のお話を初めてうかがったのは昨12月14...
NO.1255 19世紀、西欧の知識階級を支配していたのはオプチミズム(楽観主義)である。いわく、善の追求は正しい理性の働きによる。人は理性を働かせるものである。理性を働かせるものは正し...
NO.1254 吉野源三郎さん(1899~1981)の『君たちはどう生きるか』(1937初出)を読み返してみた。少し前、復刊ブームが報じられたので、読まれた方も少なくないだろう。いまの日...
NO.1253 こんなにえげつない自民党は見たことない。という指摘を聞くことが多い。たしかに真っ当な答弁が1つもできない(やらない)首相を担いで権力にしがみつくさまには、言論を以て生業と...
NO.1252 最近は余り語られないが、昔は商品・サービスの誇大広告がしばしば世間の批判を浴びて、発信元が苦境に立ったことが少なくない。「売らんかな」の態度で、商品・サービスを実物以上に...
NO.1251 いまから50年以上前、入社して、いわば丁稚奉公中のわたしが組合役員選挙に立候補した。定員3人に対して5人が立候補して、なかなかの激戦であった。昔は、昼休みに会社構内で立会...
NO.1250 中東ではサウジアラビアとイランが常に全面戦争の可能性を秘めて対立している。これにイスラエルが絡んでいる。トランプ氏がイラン核合意から離脱を表明したのは極めて危ない仕業だと...
NO.1249 開高健(1930~1989)は、「つねに作家は時代の神経である」と書いた。なるほどと感じ入りつつも、わたしは思うのである。ただしくは「つねに人は時代の神経である」、と。 ...