「 2023年06月 」一覧

噛み合わない理由

噛み合わない理由

 自民党は、どう考えても民主主義がわかっていない。  入管法問題の基盤は「個人の尊厳」(人権)であるが、長期滞留どう減らすかみたいなところへ論点が移っている。  自分の国を離れて他国へす...

鎖国体質・島国根性

鎖国体質・島国根性

 政府・与党が入管難民法改正案の採決を急ぐ理由は明確だ。  そもそも日本に市民権をえて居住する外国人を増やしたくない。その考え方の根源は江戸時代の鎖国に辿り着く。国際的田舎者の日本人は、風...

際限なき泥沼化でいいのか

際限なき泥沼化でいいのか

 1950年代に建設されたカホウカダムの破壊は、依然として誰がやったのかわからない。  構造的欠陥による破壊だとは考えにくい。もし、そうなら戦争との関係からはよかったことになるが、戦争との...

混沌

混沌

 元ロシア兵による自由ロシア軍団やロシア義勇軍団という、反プーチン政権の軍事組織が、ロシア西部ベルゴロド州などを攻撃しているという。  ベルゴロド州からキーウまでと、モスクワまでの距離は直...

勉強することについての勉強

勉強することについての勉強

NO.1513  いつごろからか、確かではないが、1970年代後半、自分が30歳に入ったころには、「人間は自分がなろうとするものになる」という言葉を知っていた。格別考えなくても、そんなこと...

人間の心をもたねばならない

人間の心をもたねばならない

 ウクライナの人々が戦う意欲によって抵抗するかぎり、それに水を掛けることはできない。これは主観、ウクライナの人々の自立の問題だ。  一方、客観的にはロシアが武力攻撃を止めず、ウクライナが抵...

予算は天から降ってくる?

予算は天から降ってくる?

 膨大な防衛費にしても、異次元(?)少子化対策にしても、言葉だけが先行して中身が伴わない。  中身――きちんと裏付けがない予算で、政策を打ち上げるのは無責任、放漫経営である。これでは秩序も...

戦前のデモクラシー

戦前のデモクラシー

大正デモクラシーの表情  大正デモクラシーといわれる時期は、おおむね第一次世界大戦終了後(1918)から大正年間である。  1950年代には、「明治の人は偉かった。昭和の人は大きな戦争を...