みんなのコラム

日本大学に問う

POOH

 日本大学アメフト部問題が連日マスコミ報道されている。学生の会見、日大のコメント、監督とコーチの会見・・・。どう考えても監督・コーチと選手の意思疎通・コミュニケーションの問題で片づく話ではない。
 根本的な問題として、「研究機関」としての大学の役割と責任を問いたださなければならない。スポーツに関する「学問」は、スポーツ心理学・スポーツ社会学・体育健康科学(身体と運動)をはじめ、教育学や生理学、社会学など他の分野の学問の見地とも関連した様々な理論が探求されており、競技スポーツ選手の育成にはこうした高度な知識が欠かせないはずである。

 私は美術大学通信教育課程の学生だが、美術大学ですら「健康と身体運動文化」といった選択科目が用意され、大学構内には体育館や人工芝の屋外施設が用意されている。
 そうしたことを考えると、天下の日大が「研究機関」として社会的役割と機能を果たしているのか。社会的に活躍している日大OBを含め、根幹を揺るがす大問題ではないのか。

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