みんなのコラム

社会学と経済学

POOH

 武蔵野美術大学通信教育の科目で、「社会学」の試験勉強をしながら「経済学」のレポートに取り組んでいる。どちらもヨーロッパ各国の産業革命や植民地政策時代の辺りから成立し始めた学問のようである。
 そこから見えるのは、二つの世界大戦という「暗黒の時代」を経て、戦後のアメリカを中心とした世界経済の変遷や、経済活動と密接不可分な自然環境破壊・公害問題、エネルギー危機。さらに貧困と格差問題。そこから発する紛争や、性、マイノリテイー、宗教差別。さらに「自殺」という社会問題。人類は自らの営みによって自らの幸福をますます遠ざけているようにさえみえる。
 学問でも政治でも、「難しいことは専門の学者や政治家にまかせておけばいい」と思ってきたツケが回ってきたのではないか。

pooh  ktaj1979@olive.ocn.ne.jp