みんなのコラム

「やる気とチャンス」

POOH

 「哲学」の科目試験が一週間後に迫った。今回の試験はあらかじめ示された出題項目について、それぞれ簡潔に説明せよというもの。とは言うもののどの項目(4項目出題されるらしい)が出題されるかわからない。

 因みに出題項目は① 哲学の語源、② アルケー、③ ロゴス、④ エレンコス、⑤「事実上」と「権利上」、⑥ 目的論的論証、⑦ 宇宙論的論証、⑧ 存在論的論証、⑨ 線分の比喩、⑩ エッセ・エスト・ペルキピの10項目である。
 事前にすべての項目を調べ200字以上400字以内で回答を準備することになる。勿論、試験会場に教科書の持ち込みはできないから自分なりの模範的回答を成文化し、何も見ずに筆記できるようにしておく必要がある。
 こうした試験勉強をしながら気づいたことがある。出題項目はすべて教科書から読み解くことができるのだが、ひと通り教科書を読んでいるはずなのに、如何に「熟読」していなかったかということ。

 単純に言葉の意味だけでは文字不足で説明にならないから関連する事柄や時代背景なども把握しておく必要がある。そして何よりも回答文を「まる暗記」しただけでは勝負にならない。つまり試験は「如何に真剣に理解しているか」が試されるのである。
 嬉しいのはもし「不合格」になっても合格するまで何度でも挑戦することができることだ。大切なことは諦めないこと。

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