日々道楽

劣等感的島国根性

 週刊ポストの嫌韓記事が批判されている。わたしは、ポスト草創期の記者とお付き合いがあった。彼らはまともだった。いまはずいぶん堕ちた。

 当時もなんとか販売部数を増やしたいと苦心しておられたが、けったいな気風に便乗してでも売るというような不細工な性根を持ち合わせていなかった。

 人間は知他的存在である。お互いに他を知る。もって社会を作ってきた。この精神がなければ人間社会は成り立たない。

 週刊誌といえども、その程度の哲学は保持してほしい。

 差別発言にはサディズム的傾向がみえる。サディズムは、他人を完全に支配する快楽を得る行動である。さらにその背後には劣等感がある。

 欧米の文化は明澄なイデア(理念)に生きようとして形成された。日本は遅れて文化国家をめざした。それが敗戦後である。

 しかし、昨今の差別発言をみていると、江戸幕府時代の鎖国によって植えつけられた島国根性が依然として残っているみたいである。