2012年以降の国政選挙の投票率を拾ってみた。
衆議院議員選挙では、2012年が59.32%、14年が52.66%、17年が52.68%。
参議院議員選挙では、2013年が52.61%、16年が54.70%、今回19年が48.80%。
衆参合わせて6回選挙がおこなわれたが、すべて60%に到達しない。今回参議院議員選挙では50%を切った。
政治に満足しているから棄権するという人はいないだろう。政治に不信・不満をもつから棄権する。
政治の安定を求めて与党に投じたというけれども、その安定なるものに国民の半分がそっぽを向いているという事実は怖い――という感性をもたない与党政治家は政治的不感症である。
棄権はシカトである。シカトされていることがわからない政治家とシカトする国民との関係は救われない。
シカトしても未来は明るくならない――という理屈がわからない国民が増えて行けばどうなるか?