日々道楽

同じ穴のムジナの本音

 美しい穂高の名前の、酒癖の悪い国会議員が、天下御免の酒乱ぶりを発揮したのであるが、新聞が書いていないことがある。

 すなわち、丸山某の発言が戦争に及んだのは、日露領土問題の交渉が行き詰まっているからだ。維新が直ちに除名したのは安倍氏への「忖度」である。

 そうでなくても対ロ交渉は迷走を続けている。戦時の陸軍並みに、自分の都合で物語を作るのだから、うまく進むわけがない。いちばん恐れたのは、そこに国民諸兄の批判が高まることである。

 それにつけても、テストの成績がよろしいから経産省に入り、調子がいいから若くして議員に担いでもらったのだろう。テストの成績と人間的出来栄えはまったく別物だ。ものごとを格調高い文脈で思考する能力が低い。

 幸之助さんは、「松下電器は製品を作る前に人を作る」のであって、ついでに政治家も作ろうとされた。こちらは、「政治家を作る前に人を作る」とはいかなかった。松下政経塾出身者が多数政治家になったが、はっきり言って、拍手を送りたいのが見当たらない。幸之助さんに代って言うならば、残念至極だ。

 「暴君の臣下は、たいてい暴君よりもっと強暴である」というのは歴史が教えるところである。これも拳拳服膺しておきたい。

 暴君は、憲法など無視するものである。ましてや--