ストックホルム国際平和研究所（ＳＩＰＲＩ）の２０１８年世界軍事費調査が公表された。
世界全体では１兆８２２０億ドル（203兆円）、①アメリカ６４９０億ドル、②中国２５００億ドル、③サウジ６７６億ドル、④インド６６５兆ドル、⑤フランス６３８億ドル、⑥ロシア６１４億ドル、⑦イギリス５００億ドル、⑧ドイツ４９５億ドル、⑨日本４６６億ドル、⑩韓国４３１億ドル。
アメリカは全体の３５．６％、中国は１３．７％、両国を合わせると４９％で全世界軍事費の半分である。
２０３兆円もの数字が有意義かどうか。少し冷静になれば、まことにバカバカしい。
ＳＩＰＲＩは、１９６６年５月、スウェーデン議会によって設立された。研究所の任務は、「国際紛争の平和的解決と、安定した平和の理解を促進するために、紛争についての問題、および国際的平和と安全のために協力することについての研究」である。
スウェーデンは人口が９００万人、わが国の１割にも満たないが、その志は、わが国の１０倍、いやいや、とてつもなく大きいのではなかろうか。