論 考

しみじみ

 昨日は、ひさしぶりにK先生が来所された。わたしより1周り先輩だが、研究心旺盛である。研究のための図書館利用目的を兼ねて、これからS大学の哲学を聴講される。

 学校卒業以来、労働科学研究一筋の生活をしてこられたが、さらに、その内容を哲学面から深化させようというわけだ。

 わたしも労働運動に哲学の必要性を痛感しているので、歓談弾んだ。

 今朝、ラジオを聞いていたらベートーベンの「月光」が流れてきた。

 入社2年目で寮生活していた。同室の同期だが大卒のMさんが聞かせてくれた。洋楽古典など興味がなかったが、その音色に聞きほれた。

 たまたま窓から月が見えていたなあ。勉強は人生にとっての月明かりみたいなものではないかしらん。