大津のイジメ事件・中学生自殺の判決が出た。
イジメ側は、遊びの延長説で対抗したが、イジメと自殺の因果関係を法廷が認めた。そもそもイジメ側が遊びのつもりでも、被害者はそのような気持ちになるわけがない。
なおかつ、学校や教育委員会が資料提出を出し渋った事実があるのだから、長い訴訟に耐えられたご家族の心中は察するに余りある。
もちろん、イジメ側が遊びのつもりであったというのは心理的にわかる。幼稚な頭だからイジメと遊びの区別がつかない。
一方、被害者は、どうして自分がこんなことに嵌ったのかと考える。いわば、自分を対象化して思索するのだからイジメ側とは大きく異なって大人的対処をしている。イジメ側は他人の苦痛など考えもしない。
この両者の心理の違いはイジメが拡大すればするほどますます理解不能の段階に至る。
勤め人社会でも同じだ。概してハラスメントをする側の頭は幼稚である。