日々道楽

政治的偽装工作

 沖縄県民投票は、共同通信意識調査では、辺野古新基地に67.6%が反対の意思表示、賛成は15.8%、どちらでもない13.1%であった。

 賛成派(自民)は、「原点は普天間返還」だと主張している。

 これは事実認識が間違いである。なんとなれば原点は、19世紀以来の日本による沖縄処分にある。

 敗戦後も1951年9月の対日講和条約(翌年発効)で、沖縄を見捨て、さらに鳴り物入りの沖縄返還であったが、巨大な基地はそのまま残り、日米地位協定による実質治外法権的に米軍が居続けている。

 本土とパスポートなしで往来できるようになったといっても、厳しくいえば1972年5月15日の沖縄返還は、もっとも大事なところを「返還というベニヤ板」で覆ってペンキを塗ったようなものだ。

 あたかも普天間返還が原点のような表現をすること自体が、またまた新たな偽装工作なのである。