日々道楽

演説

 選挙はデモクラシーの原則的第一歩の活動である。

 候補者が演説で熱くなるのは当然であるが、ために耳障りのよろしい言葉の羅列になって、中身空疎になるのはよろしくない。

 文献でしかわからないが、古代ギリシャのデモクラシー最盛期には、聴衆は、耳障りのよろしい演説に対しては、極めて懐疑的態度で臨んだそうだ。

 だから演説者も、アジテーションと受け止められないように、沈着冷静な語り口をモットーとしたという。

 今年は選挙の年だが、演説するほうも聴くほうも、話の内容をじっくり嚙合わせるような取り組みをしたい。