日々道楽

金融資本主義の行方

 低金利、貸出不振で地方銀行106行の半分が赤字で苦労している。

 苦肉の策としていろいろな手数料を引き上げている。窓口で両替したら324円、硬貨500枚以上で入金すると540円、お客から手数料を取るという。

 全銀行ではないが、これらの手数料を支払うのはほとんど商店だろう。経済・金融政策のツケがどこへしわ寄せするかの典型的な事例である。

 世界の債務残高は247兆ドルでGDPのざっと4倍になっているらしい。米国では、企業の債務レベルが歴史的に見ても高いと指摘されている。

 また、米国のレバレッジド・ローン規模が1.2兆ドルあり、その半分がローン担保証券CLOである。

 CLOは、レバレッジド・ローンを束ねた証券化金融商品で、これは以前のサブプライム・ローンと同じ仕組みである。露骨にいえばねずみ講だ。

 CLOに邦銀の資金が相当流入しているという。

 米国発世界金融危機から10年、何度でも同じことを繰り返すみたいである。