2019年度の税制改正大綱が発表されたが、来年10月に消費税を10%に引き上げる「対策」としての軽減税率が複雑で、おもちゃ箱をひっくり返した感じである。
消費税引き上げ対策として当然考えるべきは低所得者の負担が重たくなる逆進性に対策することであるが、これはまったくできていないから落第だ。
しかも消費税を2%引き上げて社会保障と財政健全化に向かうという本来の目的は、どこかへ消えてしまった。
自民党政権の劣化が著しいという事実をまたまた確認させてもらった。
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