論 考

道具は大事だ

 仕事の道具を大切にするのは職人の常識だ。

 たまたまセリーナがラケットを叩きつけたらしい写真を見てギョッとした。ゲームに不満があっても、これは絶対にやってはいけない。

 わたしは、スポーツは何をやってもサマにならず、中学1年生のとき軟式テニス部に入った。自分ではかなり決心が固かった。

 直ぐにラケットを買ってくれと母親に頼む気分にはならない。自分なりに展望を掴まえたら頼もうというわけで、部室に折れたラケットがあったので、何とか修理してしばらく使った。

 たまたま相性がよかったか、高校では県大会No.2になった。

 会社に入り、硬式テニスに転向して、関西の社会人大会シングルスで、3回戦まで行ったが、組合活動にのめり込んだので現役を引退した。

 当時のラケットを1本保管している。いまも、十分に使える。ハハハ。