トランプがメディアを「国民の敵」だと発言したので、当然ながら抗議の声が高まっている。
国民の敵というのは、実は、権力にとって不都合だからである。
言論の自由はデモクラシーにおいては当然の基盤である。
そもそも権力は、デモクラシーの敵なのである。だから、権力はメディアが権力に従わなければ敵だとして攻撃する。
そこで大事なことは、デモクラシーを掲げていても、権力がそれに背馳するのであれば闘うしかない。
デモクラシーは、民衆が闘い取ったものである。デモクラシーという錦の御旗がデモクラシーを守るのではない。
アメリカの話ではない。わが国も極めて深刻だ。読売・日経・産経はどう見てもデモクラシーを守って闘ってはいない。
デモクラシーを守りたければ闘うしかない。