国民民主党も代表選挙で、共同代表の玉木雄一郎氏が手を挙げた。若い政治家におおいに奮闘してもらいたい。
玉木氏は「対決より解決」というキャッチフレーズを掲げている。これは、現在の執行部の考え方を踏襲している。
対決は、与党に対して野党として対決路線を基調とするのである。
解決は、与野党の対決を乗り越えて解決する路線をいうのであろう。
これが、わかったようでわからない。対決といっても、ただ反対だけするのではなく両者の立場を止揚させるのをめざしている。
一方、解決といっても、与党がいまのように数の横暴を続けるのであれば、結局は野党としての持ち味を失う懸念がある。
「野党は何でも反対だ」という批判をかわそうとする気持ちはわかるけれども、与野党協調というものは、結果であって、過程ではない。労使協調が過程としての馴れ合いを排するのと同じことだ。
ここいちばん、辛いところを耐えてもらいたい。