日々道楽

建築家の言葉

 建築家の隈研吾さんの興味深いコメントである。

 「規模が小さければ、携わる人も少なく、思い切った素材や工法に関して大胆な実験がやりやすい」

 たまたま中小労組組合役員のインタビューをやらせてもらったが、その狙いの1つが、まさしくこれである。そして、小の変化が大を動かす。

 集団が効果的に活動するのは150人くらいまでだという説もある。

 これをわたし流に展開すると、何らかの居心地の良い集団に属していると感じている人は自分が社会的存在(連帯感)だという認識を持つのだと思う。

 集団が「何か価値あるものを創造しよう」というとき、居心地が積極的でダイナミックになる。

 隈さんにもう1つ示唆を与えてもらった。

 「建築とは、古典的な食材を使って、新しい味覚の楽しさを提供する」ことである、と。