論 考

政界のアウトロー

 「公文書は国民と行政をつなぐ最も基礎となるインフラだ。一度失われた信頼を取り戻すことは至難だが、危機感をもって再発防止に全力を尽くす」

 日本語の得意技というべきか、一度失われた云々には主語がない。

 これをしゃべったのが安倍氏である。

 これについて日経社説(7/21)は「公文書はすべて残す覚悟で取り組め」と主張するのであるが、仄聞するところ、現場では! いかにして残さないかの工夫に大汗をかいている模様だ。

 そもそも前述のごときをスピーチする資格が安倍氏にはない。諸悪の根源は安倍氏である。

 法律を守らない連中を「out law」、無法者、ヤクザともいう。

 わが国においては、法律を作って運用する連中が法律を無視して勝手をやっている。作った奴が守らないのだから、これを「Super out law」とでも呼ぶべきか。

 安倍支持の諸君は、「他に人がいない」とのたまうが、「君たちは人ではないのか」。わたしは、安倍的人間に政治のリーダーシップを委ねたくない。